第36回東京国際映画祭、オープニング&クロージング作品決定!

オープニング&クロージング作品決定

2023年10月23日(月)~11月1日(水)開催の第36回東京国際映画祭(以下「TIFF2023」と表記)のオープニング作品とクロージング作品が決定した。オープニング作品は、今年のカンヌ国際映画祭で主演の役所広司さんに最優秀男優賞をもたらした『PERFECTDAYS』(監督:ヴィム・ヴェンダース)。 クロージング作品は『ゴジラ-1.0』(監督・脚本・VFX:山崎貴)。ゴジラ70周年記念作品でもある本作は、公開前唯一の一般向けの世界最速上映として日本の映画祭の終幕にその咆哮をあげる。

ポスタービジュアル解禁

TIHH2023では生誕120年となる小津安二郎の特集を組むことになっており、その小津の代表作の1つである『東京物語』(1953)にオマージュを捧げるようなイメージで、現代の東京(撮影場所は東京駅近くのKITTE丸の内の屋上庭園)を舞台に、『東京物語』の中の笠智衆さんと原節子さんのように、親子で奥田瑛二さんと安藤桃子さんを撮り下ろした。先日解禁されたTIFF2023のポスターは、8月18日(金)から都内近郊の映画館で順次掲出予定である。
また、 今年は映画祭をより楽しんで頂くための案内人として、映画監督であり、高知で映画館の代表も務め、自身で映画祭も企画するなど様々な形で映画にコミットしている安藤桃子さんが、TIFF2023のナビゲーターに就任することも合わせて発表された。

目次

オープニング作品『PERFECTDAYS』

第 76 回カンヌ国際映画祭、最優秀男優賞受賞作!!
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。 同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。 その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、 男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。 男は木々を愛していた。木々がつくる木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に 思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。

監  督|ヴィム・ヴェンダース
出  演|役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和
配  給|ビターズ・エンド
公  開|2023 年12 月 22 日(金)全国公開

<ヴィム・ヴェンダース監督コメント>
今年の東京国際映画祭は私が敬愛する巨匠・小津安二郎監督の死後 60 年、生誕 120 年の記念すべき年に開催 されるもので、そんな機会に参加できることは私にとっては特別なことです。そこで私の『PERFECT DAYS』がオープニング上映されるというのはこれ以上ない誇りです。

©2023 MASTER MIND Ltd.

クロージング作品『ゴジラ-1.0』

ゴジラ 70 周年記念作品シリーズ史上最悪の絶望が日本を襲う!
戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に 叩き落す。
史上最も絶望的な状況での襲来に誰が? そしてどうやって?
日本は立ち向かうのか―。

監督・脚本・VFX|山崎貴
配  給|東宝
公  開|2023 年 11 月 3 日(金・祝)公開 ※ 11月3日は54年に第1作『ゴジラ』が公開された記念日「ゴジラの日」。

<山崎貴監督コメント>
かつて東京国際映画祭といえばゴジラ初お披露目の場所でした。公開前、たった一度だけと決まった一般上映をその 伝統ある映画祭で行えるというのは運命を感じますし、とても光栄なことだと思っています。

© 2023 TOHO CO., LTD.

第36回東京国際映画祭について

<第36回東京国際映画祭 開催概要> 
開催期間|2023年10月23日(月)~11月1日(水) 
会  場|日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区

公式サイト www.tiff-jp.net

<TIFFCOM2023開催概要>
開催期間|2023年 10 月25日(水)~27日(金)
会  場|東京都立産業貿易センター浜松町館

公式サイト www.tiffcom.jp

安藤桃子(映画監督)コメント

争いも限界もなく、どんな存在にも光を当て、時間も空間も飛び越えて、自由自在に生きられる世界。
映画はあらゆる物語を具現化できる。 
映画は世界を変えられる。 
映画で世界が変わる。 
本当に、そうなんだと思っている。 

映画は人の心を映し出す。 
目に見えない風や小さな生き物たちも、すべてのイノチを映し出す。 
心の内にある、過去も未来も記憶し、記録する。 
2023年の今、私たちは何を見つめ、どこへ導かれるのだろう。 
映画祭は世界の羅針盤だ。 
いま、ここ、東京から。 

東京国際映画祭のミッション(理念)

東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する。 

この1年でスタッフ一同で意見を出し合い、「東京」「国際」「映画」「祭」をきちんと言葉通りに体現できるようにということで考えました。「映画の可能性」にはアート作品からエンタメ大作まで様々な作品が生み出される可能性、人生や文化、世界を変える可能性、過去の遺産の継承(旧作)・現在の多様性の享受(最新作)・未来の開拓(野心作)への可能性、など様々な思いを込め、「多様な世界」には国・人種・性別・民族・宗教・言語・価値観・世界観などの様々なボーダーを越えたもの、国外だけでなく国内も含み、製作者と観客のボーダーも越えたものといったことを意図し、映画の力で多種多様な世界をよりカラフルにしていけたらと思っております。そして、最終的にはお祭りとして楽しんで頂ければと思っています。 

なお、10月23日(月)のオープニングセレモニーに関しては、昨年同様東京宝塚劇場で行うほか、クロージングセレモニーはTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12)、会期中の上映劇場は昨年から加わった丸の内 TOEI、丸の内ピカデリー、TOHOシネマズ 日比谷の大型劇場に加え、ヒューリックホール東京が新たに加わり、この他に角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ有楽町、TOHOシネマズ シャンテとなります。上映本数は昨年よりもさらに拡大する予定です。また、三井不動産、三菱地所といった日比谷・丸の内地区の有力企業ともより連携を深め、東京都、千代田区、中央区などの行政、全銀座会等の地元団体とも様々な協力体制を敷き、街ぐるみの映画祭となっていきます。 

東京国際映画祭はまだまだ進化を続けます。 

Writer/Edit:矢武企画

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矢武企画は、TIFF2023に参加予定なので、会期中もリポート致します!

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