久々に、人に勧めたくなるホラー映画『ミンナのウタ』。いい感じで怖いから、ミンナで”ぞわわわ”と盛り上がれるはず。
リアリズムで恐怖が近づく
「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバーが全員が本人役で出演し、ライブを控えた彼らの活動の裏側やラジオの仕事などメンバーの日常上で描かれる。
さらに、かつて広まった都市伝説や実際に起きていそうな事件まで、恐怖要素として作品に加味してくる。
そんなもんだから、観ている”コチラ側は、現実とフィクションが曖昧になり、不気味さ増し増し。この嫌な感じは身近な状況かつ自分も陥るような環境下で物語が進んでいくから怖い。
監督は『呪怨』『犬鳴村』の清水崇さん
Jホラーと言えば、「お風呂でふと後ろを振り返る、布団から足を出すのが怖い」等、日常生活に支障が出るおどろおどろしい作品が脳裏に浮かぶ。
しかし、昨今のJホラーは「①驚かす系 ②モンスター化するキャラクター系 ③おもしろ系」のどれかの要素が目立つ傾向がある気がする。海外のホラー映画ぽい、アクションもしくはバトルありの派手な感じ。
だが、この映画はいい意味で裏切ってくる。カセットテープ、ホテル、学校、ヤバめの一軒家、その場で気づく人とじゃない人・・・。
そう手がけたのは、伽椰子さんと俊雄くんをスクリーンに出した清水監督なのだ。
そして題名「ミンナのウタ」の由来はなかなかのサイコな理由で、気づいたときにはホラー映画として逆に興奮。
ちなみに、さな×伽椰子の夢のホラー対談が松竹チャンネルで見れます<動画>
耳に残る、呪いのメロディー
不気味だが「ほどよい怖さでした」というのが、鑑賞直後の感想。
しかし、日を重ねるごとに頭の中で再生されるメロディー。ちょっと嫌な感じ。しかも、そのせいで『着信アリ』(04)の着メロまで思い出してしまう始末。
このコラムを書く少し前からメロディーが頭から離れなくなった。
どこで、聴いたかって?? 映画館のロビー、あ、サイネージ予告編ではない。<矢武が聴いた場所は「X」に投稿>
ちなみに本作の公式サイトは、デザインが凝っているから一度覗いてみるのもいいかも。もちろん、音出しで。
あと、読者プレゼントで「『ミンナノウタ』呪いのカセットテープ」を2名様にプレゼント!
この夏、矢武企画から呪いの連鎖をお裾分け٩( ᐛ )و<詳細は文末>
『ミンナのウタ』映画情報
人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森隼。収録前にラジオ局の倉庫で30年前に届いたまま、放置されていた「ミンナノウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。その後、収録中に不穏なノイズと共に
「カセットテープ、届き…ま…した…?」という声を耳にした彼は、数日後にライブを控える中、突然姿を消してしまう。
マネージャーの凛は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバー全員に聞き取り調査を進めるが、失踪した小森がラジオ収録の際に聞いた「女性の鼻歌のような、妙なメロディーが頭から離れない」と言っていたことが判る。そして、リハーサル中に他のメンバーたちも“少女の霊”を見たと証言。ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明するが、彼女が奏でる“呪いのメロディー”による恐怖の連鎖が始まり・・・。
一体、彼らに何が起こっているのか?この先に待ち受ける、想像を絶する結末とは!?
出 演:GENERATIONS<白濱亜嵐 片寄涼太 小森隼 佐野玲於 関口メンディー 中務裕太 数原龍友>
早見あかり/穂紫朋子 天野はな 山川真里果
マキタスポーツ
主題歌:「ミンナノウタ」GENERATIONS(rhythm zone / LDH JAPAN)
監 督:清水崇
脚 本:角田ルミ、清水崇
音 楽:小林うてな、南方裕里衣
2023年8月11日(金・祝)より札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌ほかで絶賛公開中!
© 2023「ミンナのウタ」製作委員会
Writer/Edit:矢武企画
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本物のカセットテープです、エモいです、コワいです!
プレゼントの詳細は「矢武企画公式<X>アカウント」にて
※写真はイメージです。