「GWは映画なに観る?」ゴジラ篇

ゴールデンウィークは、映画業界がつくった宣伝用語です。
ということで、この連休中、あまり「家から出ないよ〜」という方は、お家時間が多いはず。
そんな中、Prime Videoで、5月3日(金・祝)から『ゴジラ -1.0』を含む、国産実写ゴジラ全30作品が一挙配信されています。ちなみにゴジラは2024年で70周年。

あまり『ゴジラ』というコンテンツに触れてこなかった方でも『ゴジラ -1.0』や『シン・ゴジラ』は観た、という方。
米国アカデミー賞受賞などで気になっている方はいると思います。

ほかのゴジラ作品を気になってくれた方もいるはず。
でも、全部観るのはちょっと…、となる方もいるはず。

そんなあなたに! 
ゴジラ検定中級の資格を持つ矢武企画ことキャプテン・ポップコーンがおすすめの国産実写ゴジラ作品をご紹介します。

目次

『ゴジラ -1.0』(2023)

制作は『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山﨑貴監督と白組のVFXチーム、『Love Letter』『踊る大捜査線』シリーズなど日本映画を牽引するロボット。日本映画のトップクリエイター集団が生み出したのが、米国アカデミー賞で視覚効果賞を受賞し、国産実写30作目かつ70周年記念作品の『ゴジラ -1.0』である。
ハリウッドも唸らせた3DCGのゴジラ、新しいがオリジナルへのリスペクトも忘れない登場シーン。
初めての人でも入り込みやすい人間ドラマ。入門ゴジラとして最適な1本です。

『シン・ゴジラ』(2016)

間違いなくゴジラブランドを底上げした立役者な作品。これまでのゴジラ像を覆し、新しいものに見せかけても、オリジナルの骨子の部分は守る。庵野秀明総監督、樋口真嗣監督、東宝の魂と言っても過言ではないゴジラ。
3.11も意識し、新しい視点での怪獣災害描写。日本政府、官公庁、民間企業VSゴジラ。何度観ても飽きないドラマに仕上がっている。巨大な群像劇の印象が強いが、意外とゴジラの出演シーン、アクションシーンは多いと感じている。

『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)

平成ガメラシリーズの金子修介監督、念願のゴジラ作品。ここでのゴジラは「太平洋戦争で落命した人間の怨念を背負った負の存在」で感情移入を拒む恐怖の対象や悪の権化として描かれ、白目ゴジラが特徴的。軍上層部の父親とマスコミ人の娘の親子ドラマも注目だ。当時のゴジラシリーズから考えたら、オトナ向けかつ重厚なドラマでオカルト系でもある。トラウマになった鑑賞者も多く、特に『劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険』と併映されていたため、その流れから観たちびっ子は大泣きだったとのこと。ちなみに、ゴジハムくんはこの映画の入場者特典である。

まずはこの3本を観てみて「ゴジラ」というコンテンツを気に入るか試してほしい!

ちなみに、上記に加え『ゴジラ×メカゴジラ』(2004)、『ゴジラVSデストロイア』(1995)、『モスラ対ゴジラ』(1961)も個人的に好きなゴジラ映画である。

「ゴジラ、興味ないぜ!」という方へ

「巨匠の映画が好きだぜ!」「ゴジラは子ども騙しだぜ!」という方へ、チャンスを!
まずはある意味の”色”を無くしてから、観てみるのはどうでしょう??
①『シン・ゴジラ オルソ』(2023) ※予告はカラーのみ
②『ゴジラ』(1954)
③『ゴジラ -1.0/C』(2024)

Writer/Edit|矢武企画(キャプテン・ポップコーン)
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